おゆまるってみた

こんばんは、1号でございます。

さて製作中のフィアット500ですが、マフラーに続いてドアノブもイジってみました。

以前もご紹介しましたように、キットのままでは半円形の物体がドアに一体化したようになっていて、若干リアリティを損なっています。

そこでドアノブ部分を複製し、別体化することにしました。
複製するには当然型取りが必要で、少し前まではたいていシリコンが使われていたように思うのですが、最近は超便利な「おゆまる」なるアイテムが出ており、それを使うことにしたのでございます。

どんなものかと言いますと、常温では固めのゴムのような状態なのですが、熱湯等で暖めることで軟らかくなり、複製したい物に押し付けることで型を取ることができる、というものです。

取り扱いがとても簡便なうえ、100円ショップで購入できるという手軽さも相まって、最近は小さくてあまり複雑でないものはこのおゆまるで型取りをする人も多いようです。

実に素晴らしい商品なので、敬意を表して以降「おゆまるさん」と呼ばせていただきます(笑)


という訳でおゆまるさんで型取りをしてみたのですが、何度やっても型の周囲が凹んでしまい、ちゃんと取れないのです。

なかなかその理由がつかめずにいたのですが、なんのことはない、型が「大き過ぎた」のでした。

型を取るということでシリコン型をイメージしてしまっていたため、型が歪むのを防ごうと写真のように塊にしていたのですが、考えてみればおゆまるさんは押し付けて型を取る訳で、原型の周囲に十分力が加わらないと正確な型が取れません。

当初やっていたような塊では上からしか力がかからず、型の四方に伝わらないため、凹みが出来てしまっていた、という訳です。

てことで、もっと小さく薄いもので再チャレンジ。
こんな感じになりました。

最も厚い部分でも3mm程度ですが、この程度の大きさのものなら強度は十分なようです。

試しに溶きパテ(プラパテにシンナーを加え、流動性を高めたもの)で複製してみました。

かなり細部まで正確に型取りできており、モールドがしっかり再現されています。

バリなどを削って整形したもの。鍵穴もきちんと複製されているのがわかるでしょうか?

と、サクッと複製できたので、せっかく別体化したことだし、実車のドアノブがメッキ加工されているのを再現すべく、ハセガワさんのミラーフィニッシュを貼って仕上げたいと思います。

それにしても安価・入手容易・簡便な使い勝手と三拍子揃ったおゆまるさんはスバラシイ!

ぜひ一度お試しになることをオススメいたします。