小さなサポーター現る

おはようございます、1号でございます。

さて、当店の目の前には小学校がありまして、夕方になると下校する子どもたちがショーケースに顔を押し付けんばかりに貼り付いて飾られた模型を眺めていく、というのがいつもの情景なのですが、一般的な模型店とちょっと違う当店の雰囲気のせいか、店内にまで足を踏み入れる子どもはいませんでした。

しかしある日、お小遣いを握りしめたM君がご来店。エアブラシで色を塗ってみたい、予算は500円とのこと。短い時間ではありましたがダンボール戦記のキットに色を塗っていきました。

時間の関係上全塗装とはいきませんでしたが、初めてエアブラシ塗装を体験し、自分の想い描いていた色に塗れたことで、とても満足しているように見えました。

それ以来たびたび来店するようになったM君。小学生の懐事情でなかなかお客さんとしての利用はできませんが、友達をたくさん引き連れて来てくれるので、自然と子どもたちの間に模型というものが広がる結果となっており、嬉しいことだなと思っていました。

そんな訳で昨日も来ていたM君ですが、昨日は一緒に来ていた友達相手に「当店をもっと人気店にするにはどうすればいいか」と営業会議を始めたり、ショーケース越しに学校の先生を発見するや「チラシ渡してくる!」と走って行ったり、もっと道往く人にアピールするにはこうした方がいいんじゃないかとショーケース内のレイアウトを考えたりと、とても真剣に当店の宣伝について考えてくれました。

なんだかお客さんというより、サポーターになってくれたような感じです。

そして帰り際にメモ用のホワイトボードに書いていったのが↓コレです。

ものすごく的確に模型工房の利点をアピールしており、子どもの感性や本質を見抜く力はすごい! と驚いてしまいました。


先日2号氏も書いていましたが、当店は開店してまだ間もないのにたくさんの方のご協力を得られる幸運に恵まれました。その上こんな小さな、でもとても心強いサポーターまで現れて、本当にありがたい限りです。より一層がんばっていこうという気持ちになれる、そんな力を与えてもらいました。

という訳で、今日も元気に営業したいと思います!