さらば弐号機

どうも2号です

とある日の打ち合わせでの事・・・

内装工事をお願いしている業者さんに、排気ファン“弐号機”を見て
もらう事にしました。天井から外への排気は全てお願いする訳ですから
その下がどうなっているのか、どのぐらいで吹き上げるのか説明する
必要があるからです。

例え塗装ブースの吸気能力が高く、完全に塗料や臭気を吹き上げたと
しても、天井に取り付けたダクトファンの吸気能力が低ければ吹き上げ
られた風は天井にぶつかり、ゆっくりと頭上から落ちてくるだけ。
全く以て意味が無くなります。つまり

ブースからの排気能力 = 天井ダクト能力 もしくは
ブースからの排気能力 < 天井ダクト能力

と、ならなければいけないのでダクトを設置してもらう業者さんの協力は必須。
ついでに排気ファンの騒音問題も相談し、何か策を頂戴出来ればと甘い考え。

そんな思いで話し始めた結果が思いもよらぬ展開へ・・・

業者さんはそれを見て一言
「ダクトに直接繋げちゃった方が早いんじゃないですか?」
それを聞いて我々は無言になってしまったが、つまり

この計画当初は当然この方法も考えてはいたが、直結すると言う事は全席を
一つのファンで吸い上げると言う事で、ダクトファンの能力を低く見積もって
いた為、あえて深く掘り下げる事はしなかったのである。

「いえいえ、大丈夫ですよ」
我々の考えを察するかの如く、追い打ちをかけるように業者さんは言い放った。

「でも、全席からパイプが天井までぶら下がってるって不細工じゃないですか?」
何の意地か食い下がってみたが、
「じゃぁ その部分だけ天井を下げましょう」
「・・・」

と、言う訳で全て解決。その方向で進む事となりました。

最初から専門家に相談すべきだったが、“壱号”“弐号”を作成した時間は決して
無駄では無い。色々調べて思考を巡らし、良い勉強になった。

さらば“弐号機”