いろいろ色
2号です
ここで一呼吸。
今まであまり考えた事が無い“色”(塗料)について改めて考え直してみました。
色と光の三原色
☆原色…全ての色の元となる独立した色
“光の三原色”はモニターなどで良く聞く
R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)
色(発光体)を混ぜ合わせる事により明るくなる為
(加法混合)、全ての色が重なると白になります。
黒は作る事が出来ません。
(全ての光が無い状態が黒です)
それに対し、“色の三原色”はプリンタインクでお馴染み
C(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)
光の三原色に対して色の三原色は元の光を遮る形で
色を作る(減法混合)ので全ての色が重なると黒
(に近い色)になります。
逆に白を作る事が出来ません。
インクジェットプリンタにおいて白色が印刷できないのはこれが理由です。
模型用塗料
模型用の塗料に関しては勿論“色(色材)の三原色”ですが、白を作る事が
出来ませんので淡い色や明度を上げる為に白を使います。
ですが…ここからが問題
結論から申しますと「赤色は赤色ではない」←これには2号も驚きΣ(゚ロ゚」)
模型用塗料に関してだけでは無いかも知れませんが、顔料系塗料(クリア色や
蛍光色以外)は様々な顔料を混ぜて色を形成しています。
つまり、赤色は赤色では無く、赤く見えるように作られていると言った方が
正しいのかも。と、なると調色する場合注意が必要になります。
例えば…
普通「赤」と「青」を混ぜると「紫」になりますよね。しかし、塗料の「赤」
と「青」を調色しても「紫」にはならず、「黒紫」になります。これは、
赤色には“黄色い顔料”が青色には“赤い顔料”が混ざっている為全てが
混ざると濁色になってしまいます。
塗料瓶の底を見てみると、よく分かる物もあるので一度調べてみて下さい。
(“黄”の底を見ると“白”がたくさん混ざっているのが良く分かります)
※それでは、「紫」はどうして作るのか?
赤と青を混ぜると黒紫になってしまうので、黒(暗色)を消す為に
白(明色)を混ぜると紫になります。
(暗色に明色を混ぜるより、明色に少しずつ暗色を混ぜて明度を調節した
方が良いと思います)
塗料の調色はやって確かめるのが一番なので、色々と遊んでみる事が必要な
ようです混ざり物が無い“三原色”も販売されていますので、思い通りの
色を作りたい方はそちらをどうぞ!
“色”と言うより塗料の調色に対する考察になってしまいました。
次はこれを含めて本塗装に入りたいと思います。
原色含めて100色以上塗り放題!色々混ぜ試してみてください
One Step